能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 41

ページ: 41

翻刻

又留木之里釼地村へ行には三町計に中浜とて入浜 あり秋末は風あらく難所也相神村近し弥五郎 とて御領分一の御扶持人上嶋氏の十村有しに 近年退転せり又酒見村近し龍護寺とて禅宗 あり五百羅漢の木像安置なり又境内に龍護水 とて冷水あり此水に作れる美酒村にあり    冨木より弐里の間八百比丘尼の《見せ消ち:桎|植》し    とて椿原あり通ることに花の咲なれは  ぼつ〳〵と八千代をかけて咲椿    案に若狭の白比丘尼の旧跡所々に有    是は伊せの国白子の駅の産あるに    白比丘尼ともいへり又八百比丘尼ともいへり    又越中黒部の庄玉椿といふ所の産    共いへりいかにも長生して八百年のこと    をしれりいつれにも廻国して常は若    さの国白椿山に有しとて今に絵    像有手に椿の枝をもちて有其外