能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 67

ページ: 67

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にて祭には賑敷也又小伊勢村氏神広田大明 神にて祭礼毎年九月十五日也昔は伊勢の内外 の御神勧文して諸人歩み運ひし故右いせの 名あるよし又此村に坂東氏あり先祖は長家の 《見せ消ち:■|催》促を請け穴水谷内一ノ坂といふ所にて打す とて有塚今に一坂村にあり今も此村に御館抔と てあり是はいせの御師の館跡ともいへり又 稲屋(トウヤ) 村とて有西行見仏上人にあい逢ひ給へるは此所と名に 寄りていへとも実は布浦といふ所にて旧跡あり 水守村に桃の林あり花の頃は見物也又東の山 手に常田と云に薬師堂有則常田寺といふ寺中境 内風景類ひなき地にて其上霊験あらたなる毎 月八日十二日には人々歩みを運て賑敷也寺中佳景 いわんかたなし又輪嶋の上の端入口に有橋をおが せ橋といふ則川を纑(ヲガセ)川といふ堀村山より流て 鳳至川へ至る也此堀村山は外ノ浜へ続き景内 なり霊泉寺とて禅宗の小庵あり是又景内 なり