翻刻
【右丁】
列当 《割書:附》おもひぐさ
巻丹
ばらん
石蒜
玉蜀黍
甘蕉
あぎなし
【左丁】
草木性譜地之巻
舎人清原重巨撰
張府
男 重光校
《振り仮名:建蘭|けんらん|をらん》《割書:本-草網-目蘭正-誤》 《割書:附》《振り仮名:漳蘭|しやうらん|めらん》《割書:漳-州府-志》
《振り仮名:冬蘭|とうらん|はくらん》《割書:通-雅愚-考》
《振り仮名:幽-蘭|いうらん》は其(その)《振り仮名:総-称|そうしよう|すべてのとなへ》なり《振り仮名:暖-土|だんと|あたゝかなるくに》の《振り仮名:山-中|さんちゆう》に生(しやう)ず其(その)《振り仮名:性|せい|うまれつき》風(かぜ)を好(このみ)て《振り仮名:寒|かん|さむさ》を
畏(おそ)る《振り仮名:陰-処|いんしよ|ひかげ》を喜(よろこび)て《振り仮名:湿-地|しつち|しめりぢ》を悪(にく)むこれに培(つちかふ)に《振り仮名:礫-土|れきと|すなつち》の《振り仮名:量|りやう|はかり》あり《振り仮名:世|せ》-
俗(ぞく)の諺(ことはざ)に《振り仮名:婦-人|ふじん|をんな》これを愛(あい)すれば《振り仮名:繁-茂|はんも|しげる》すと云(い)ふ《振り仮名:五-雑-俎|ござつそに》云(いふ)
現代語訳
【右丁】
列当《付録》おもいぐさ
巻丹
ばらん
石蒜
玉蜀黍
甘蕉
あぎなし
【左丁】
草木性譜 地の巻
舎人清原重巨 撰
張府
男 重光 校
建蘭(けんらん・をらん)《本草網目蘭正誤》 《付録》漳蘭(しょうらん・めらん)《漳州府志》
冬蘭(とうらん・はくらん)《通雅愚考》
幽蘭(ゆうらん)はその総称(すべての呼び名)である。暖かな土地の山中に生育する。その性質は風を好んで寒さを恐れる。日陰を喜んで湿った土地を嫌う。これを栽培するには砂利を含んだ土の配合が必要である。世俗の諺に「婦人がこれを愛すれば繁茂する」と言う。『五雑俎』に言う。
英語訳
【Right Page】
Orobanche (with appendix) Omoigusa
Tiger lily
Baran
Red spider lily
Maize
Banana
Aginashi
【Left Page】
Sōmoku Seifu (Flora Characteristics Guide), Volume of Earth
Compiled by Toneri Kiyohara Shigeyoshi
Chōfu
Son Shigemitsu, editor
Kenran (Kenran/Oran) 《Honzō Kōmoku Ran Seigo》 《Appendix》Shōran (Shōran/Meran) 《Shōshū Fushi》
Tōran (Tōran/Hakuran) 《Tsūga Gukō》
Yūran (orchid) is the general term for all of these. They grow in mountainous areas of warm lands. Their nature is to prefer wind and fear cold. They enjoy shade and dislike wet soil. To cultivate them requires a mixture of gravelly soil. A popular saying states that "if women love them, they will flourish abundantly." As stated in the Gozatsuso.