翻刻!地震・災害史料

コレクション: 国文研地震

地震年代記 - 翻刻

地震年代記 - ページ 8

ページ: 8

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【「 」は矩形で囲われた文字】 以上「文徳実録」「清和(せいわ)天皇」「貞観」五年六月十七日/越中(ゑつちう)越後(えちご)地大に震(ふる)ふ陵(をか)は谷(たに) となり谷(たに)は陵(をか)となり水涌出(みづわきいで)民家(みんか)を壊(くづ)し圧死者(おされしぬもの)多しこれより後/日毎(ひごと)にゆす る○同六年十月十二日大震動○同十年七月八日/地震動(ぢしんどう)し内外(うちと)の墻(かき) 屋(いへ)往々(わう〳〵)頽破(たいは)に及(およ)ぶ同日/播磨国(はりまのくに)地(ち)大に震動(しんどう)し諸郡(しよぐん)の官舎(やくしよ)寺々皆 頽倒(こはれたふ)るゝ同九日十二日十三日十六日廿日八月十日十二日十四日十六日廿九日九月 七日/地震(ぢしん)あり○同十一年五月廿六日/陸奥国(むつのくに)地(ち)大(おほい)に震動(しんどう)し光(ひか)りありて 昼(ひる)の日陰(ひかげ)の如(ごと)し人民(じんみん)さけんで起事(たつこと)をえず屋(いへ)たふれ圧死(おされしに)或(あるひ)は地裂(ぢさけ)て埋(うづ)まり 馬牛(うまうし)おどろきて踏(ふみ)あひ城郭(じやうくはく)も門櫓(もんやぐら)も墻壁(かきかべ)も頽落(こはれおち)くつがへる事(こと)其数(そのかづ)を 知(し)らず海(うみ)なり驚涛(つなみ)漲(みなぎり)て城下(じやうか)にいたり海(うみ)をへだてたる所(ところ)も原野(はらの)道路(みち〳〵)滄溟(あほうみ) となり船(ふね)にものりあへず山(やま)にも登(のぼ)り得ず溺死者(おぼれしするもの)千人/許(ばかり)資産(たくはへ)も苗稼(たべもの)も ほど〳〵孑遺(のこり)なし十月十三日/公(おほやけ)より矜恤(おすくい)をたまふ事大かた前におなじ○ 同十五年四月十四日地大に震動(しんどう)する○同十六年十二月二十九日/酉時(とりのとき)地大に 震動(しんどう)する「陽成(やうしやう)天皇」「貞観」十九年三月十一日/辰四刻(たつしこく)地大に震(ふる)ふ同「元慶」元年 十月十七日地大に震(ふる)ふ○同二年九月廿九日/関東(くわんとう)の諸国(しよこく)地大に震裂(ゆりさけ)る相(さ) 模(がみ)武蔵(むさし)尤(もつとも)はなはだし其(その)後五六日/震動(しんどう)やまず公私(おほやけわたくし)の家居(いへゐ)全(まつた)きは 一ッもなし或(あるひ)は地窪陥(ちくぼみおちいり)往還(わうくわん)ふさがり百姓(ひやくしやう)圧死(おされしぬる)もの勝(あげ)て計(かぞ)ふべからず○同 三年三月廿二日/午一尅(うまのいつこく)【(刻)】地大に震動(しんどう)し同/四尅(しこく)【(刻)】に又(また)震(ふる)ふ○同四年四月二日 地大に震ふ○同十月朔日/夜(よ)地震(ぢしん)二日/再(ふたゝび)震(ゆり)三日もゆり十四日大に震(ゆる) 同日/出雲国(いづものくに)神社仏寺官舎(じんじやぶつじやくしよ)及(また)民家(みんか)或(あるひ)は顛倒(てんどう)し或(あるひ)は傾倚(かたぎ)そこね 傷者(やふるゝもの)衆(おほ)し廿二日に至(いた)る迄(まで)昼(ひる)二三/度(ど)夜(よ)三四度/微々(すこしづゝ)震動(しんどう)し廿七日に いたり猶(なほ)休(やま)止ず○同十二月四日/夜(よ)地(ち)大(おほひ)に震動(しんどう)する事五六度にて 止(とゞま)り同月六日/子尅(ねのこく)【(刻)】地大に震動(しんどう)し且(よあけ)に至迄(いたるまで)に十六度(ど)ゆり大極殿(たいこくでん)