翻刻
【右丁】
羊桃(やうたう) チユルベチュム チュルヒト 荷蘭
和産 詳(つまひらか)ならす物(うへ)
印忙(いんまん)の図(つ)に一種 時(じ)
珍(ちん)の説(せつ)に似(に)たり物(もの)
あり然否(せんひ)を知(し)らす
載(のせ)て以後巧(いこのかんかへ)を俟(まつ)
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●■蔓(つる)肥(こへ)て葉(は)互生(こせい)し葉(は)円(まる)
くして粗(あら)き鋸歯(かゝり)あり葉(は)の
間に五弁(いつへら)の紅花を開(ひら)き
実(み)は桃(もゝ)の形にて緑色(みとりいろ)也
【左丁】
絡石(らくせき)
いはつな《割書:万葉|集》
ていかかつら
さいのつの《割書:尾|州》
ヒンカペルヒンカ ヤークデパルム《割書:荷|蘭》
山中 自生(じせい)あり細茎(ほそくき)蔓(つる)生(たち)木石(ほくせき)を絡(まと)ふ四時(しじ)凋(しほ)ます葉(は)は胡頽子(こたいし)
《割書:たわら|くみ》【「に」脱ヵ】似(に)て狭(せは)く対生(たいせい)す茎葉(くきは)白汁あり夏月(なつ)に花あり五弁白色 香(にほい)あり
後(のち)細長(さいてう)の角(かく)を結(むす)ふ長(なか)さ六七寸一 蒂(てい)二 角(かく)或(あるい)は四五角連生する
もあり紫褐色(むらさきうるみいろ)中に白糸(しろいと)あり時珍(しちん)の説(せつ)に尖葉(せんやう)と云 是(これ)なり又
狭長葉(けうてうやう)の物(もの)柳葉(りうやう)かつらと云
【版心の中央部】
絡石
【九行、十一行の ■は左が尖った楕円形ような記号】