翻刻
【右丁】
一種 かうらいせきせう
葉(は)闊(ひろ)さ一分 長(なか)
さ三四寸 陸地(りくち)の
石上に生す
【左丁】
一種 にらてせきせう
かうらいに似(に)て葉(は)
先(さき)韮(にら)の如(こと)くにて
軟(やはらか)なり文化年中
清商(せいしやう)呂宏昌(りよゆうしやう)
なる者 西湖(せいこ)の辺(へん)
の石菖(せきせう)を持渡(もちわた)る
唐山にて韮様石(きうやうせき)
菖(せう)と呼(よふ)よし本邦(ほんほう)
の品(しな)に違(たかふ)ことな
しこれ汝南圃史(しよなんほし)
に泉州蒲(せんしうほ)茂短(もたんにして)
而 黒(くろし)と云 是(これ)なり
【版心の中央部】
にらてせきせう
【十四行四字目「宏」を「ゆう」と読むことについては確認できず。「わう」ヵ。】