翻刻
不動明王 鳥居与り一里上之檜宮ノ■本尊泰
證大師御作甚多た古くして御姿わ■■けだし腰ゟ下朽
て奈し脇士多し又半里斗り上之刺刀窟有
道ノ馬手ニ窟の中地蔵夥し又半里上に仙人窟あ
り道の弓手也 又 上に御花畑有又上に■塚
あ又上に畜生谷夫ゟ一里上に仏ケ原といふ所山
の峰也少し行て御前御室あり是ゟ御本■江八丁
此辺谷又雪あり又霜降松多し長短クしてハイ
ヒヤク■とし其肥えたる中妙なり又シャクナンケあり
墨百合ありお室二間半に四間向ふに泰澄大師
御自作の像有御紋乃戸開ありかた■ニ鉦あり
上ニ白山御手向乃行燈あり六銅二而蠟燭立又囲
炉裏乃中ニ大きなるゴトクあり又大なる■子(かんす)有
薪生松ニて其煙る〃中云ふも更なり参詣の洗
人猪の子乃ことし連■に(ここ)かしこに■たり又
起たり風雨を凌ぐ斗りニ而さながら野宿に
■とし又かたやニ少き間あり水屋あり■に山
案内の者居住■十間斗り下りて小き池あり