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コレクション: 松平文庫

温古集 五巻 - 翻刻

温古集 五巻 - ページ 27

ページ: 27

翻刻

【右丁、文字無し】 【左丁】    火の用心之事 一諺に焼け誇りと云ふ事あれども是ハ時  世が違へり従来非常之際ハ親戚知音相  俱に助勢又折柄を幸ひニ趣法立抔して苦労  を免かれ尚奮発し以前ニ引替盛なるもの  備へ有ゆへ斯くハ云へり  然るに近来の時体ニ至而ハ人の事ハ扨置り  銘々今日之活業二困難親子兄弟の間柄も  油断のならぬ不実の人気と成出店の白鼠  も忠を忘れ股肱の出入も互ニ薄情金を