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コレクション: 松平文庫

温古集 五巻 - 翻刻

温古集 五巻 - ページ 70

ページ: 70

翻刻

東郷安原大左義兆糶合 右類様古へゟ例祭なるに馬威の漸々盛ニ成しハ 佐佳枝廼神君御入国ゟ後と見へたり然るに 先年 御一新且つ其後陰陽改暦将タ 廃藩之御趣意等ニ而古記例祭廃すべしとの 命令ハあらざりしも左義兆も村落ニ而ハ総而 旧暦を用ひ矢張り正月十三日ニ立て十五日暁 はやせしが福井市街ハ新暦一月八日ニ可相 改との命令有之 且版籍返上之際ゟ旧藩 御厩を初高知寄合之大身諸物頭其余非 役三百石以上之面々等数多之持馬悉皆放遣 従来担当之御馬方師役之面々数多有しも 賛成周旋之族夫々目的之業ニ従事し 又攻防之ものも指支之廉あり又場所之義も 総而変革よりして御指令ハ勿論夫々協 議もなく廃止せり然る処万国比類なき勇々敷 例祭跡形ももなく廃絶せんハ歎ハしく思ひしに 有志輩非常之尽力例格之旧規を引興シ 従事し手続調練を整へ当十七年一月六日ゟ 下威し八日ニハ花々敷本おどし無故障目出