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コレクション: 松平文庫

温古集 五巻 - 翻刻

温古集 五巻 - ページ 82

ページ: 82

翻刻

 十七年八月廿七日   元山町隆松寺講中先年願之上善光寺ゟ請待之   霊仏是迄同寺に安置有しを当住職     和尚   格別之信者に而衆人帰依種々尽力今度午岡山へ   堂宇建立安置す    右午岡山古代の事は略先年製産之趣法に而開墾茶園    と成又今度寺建立之地に焔硝蔵建築 北の方麓    砲術的場出来   さる雅翁の狂歌に     田の中に落したよふな一ッ山      人がひらおか午岡といふ    照手座移転并芝居小屋沿革  古来より芝居小屋は勝見にありて和田えの野合に  字残り今にあやつり場と云所あり貞享御太法  之後年号は今寄鑿すへき書を失へり  川下辺に定小屋有りて家中壮士輩数多見  物に罷越役者共贔屓男色の争ひにより楽屋に  於て大乱妨騒動を発し夫々重き罰則之  御処分ありて其後下立矢町外に定小屋出来 一大騒動よりして身分に不限総而帯刀以上之者  一統誓願寺町へ足踏堅く法度に成且芝居