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コレクション: 松平文庫

温古集 五巻 - 翻刻

温古集 五巻 - ページ 84

ページ: 84

翻刻

照手座と称す十二月上旬舞台開其節大坂にて 日の出と称せし市川市十郎の座頭らにて来り 大当り其次古今無類と賞する尾上多見蔵 (音羽屋)一座来り其後実川八百蔵一座之興 行古今稀なる大当り成しが十七年都合に寄り 今の地へ移転せり  因に云右地所は元菅沼右近西横手西の馬場通り  表門続き塀の内薮の有し所也西の馬場気  色は初巻初巻に記せし故略す 一泰年座は元本多源四郎邸建家之侭買受け  修繕して常小屋とす其頃松本荒町にも  常小屋有し故中芝居と云へり