翻刻
いへり又昔ゟ地震之歌とて
九は病五七ハ雲四日ひでり
六ツ八日さはきいつも大風
雷之図説
雷ハ陽気ニして火ニ属す夫秋之季と冬之日ハ南ニ有て
地上之遊気日光を覆事多く厚くして日光カ薄く
地気を蒸こと少しゆへニ地も又寒気に閉塞て
只水気のみ蒸れて昇るゆへ雷なし春分頃ハ
日北へ行赤道を巡り地上之遊気之日光を覆
事薄ゆへニ日地中を照す事甚敷炎気之降
る物地中ニ止り一旦地中之水をして雲となし昇ら
しむるにあたつては地中に有処の硫黄硝石之気も共ニ
吸れて上昇し天火これニ移て雷と成夫ゟ日漸々に
北へ行夏至大暑之時節ニハ日輪頭上ゟ直に地を