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コレクション: STAGE1

諸国大地震大津波一代記 - 翻刻

諸国大地震大津波一代記 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

   家の内に寝る人なく或ハ大寺の境内に座り或ハ洛外    の川原へうつり西成野辺につどひて夜を明けるかして    三日四日 過ても尚其名残の小さき震ひ時々ありて    はしめは昼夜に二十度も有しか次第に鎮候て七八度    斗三四度ニ成事も有然れ共けふ既に廿日あまりを    経ぬればなほおゝすこしつゝの震ひもやまず皆人々    のまどひ恐るゝことなり世の諺(コトハザ)に地震ハはじめきびしく    大風ハ中程強く雷ハ末なと甚しといへる事をもて    はしめの程の大震ハなきことゝさとしぬれとなお    婦女子小児のたぐひハ如何とあんしつづらひて    いかにや〳〵と尋ねとふ人のさはなれハ旧記をしるして    大震の後小震ありて止ざるためしを挙(アゲ)て人の心を    やすセんト左にしるし侍る    上古より地震のありし事国史に見えたる限りハ類