翻刻
【右上段】
広告
●鼈甲櫛笄簪類
●新型蒔畫物類
●珊瑚珠簪玉根掛玉類
●舶来本護謨櫛類
●《割書:同護謨鼈甲|無地ばらふ》
●同櫛笄並簪類
鼈甲珊瑚珠問屋
【屋号山に】上 新珊瑚あづたま発売本舗
東京市日本橋區横山町二丁目六番地
上総屋 江川金右衛門
(電話千六百十九番)
同町十四番地
小間物屋 同支店
【右頁下段】
●《割書:各病院|眼科用達》 眼鏡製造所
金縁眼鏡 六金二円七十銭●七金三円
五十銭●九金五円三十銭●
十二金六円十銭●十四金六円八十銭●十八金
七円八十銭●二十金九円九十銭二十二金十
七円八十銭
銀縁眼鏡 極上等一円八十銭●上等一
円六十銭●中等一円三十銭
並等一円十銭
双眼鏡 極上等大形二十三円五十銭●同
十九円五十銭●中形十七円●
同十二円三十銭●同十一円●同九円五〇銭●
同小形八円二十銭●同七円六十銭●上等大型
五円五十銭●同中形四円八十銭●小形三円七
十銭●四枚玉二円五十銭
金製平打指輪 九金二匁付四円七
十銭●十二金同六
円十銭●十八金同八円七十銭●二十金同九円
七十銭●純金同十一円十銭
金銀宝石入指輪
●製図機械●顕微鏡●疵見眼鏡
●時計附属品●寒暖計晴雨計類
●製図用定規●洋服附属品各類
●和洋尺度類●西洋小刀鉛筆種
(為換は芝口郵便局宛に願候逓送料申受候)
東京市京橋區竹川町十番地
度器販売所 加藤菊太郎
《割書:京橋區竹川町|新橋勧工場内》 加藤出張店
【左頁上段横書】
ふしぎにきく
ね小便の薬必効散
【縦書】
◯長松どんおまへのおねしよには
こまるよ此間をしへて
あげた銀座のおくすり
をおのみなれば直に
なほるよ御かみさんに
御わびをしてあげ
るからお薬
はきらいだお
ぞといはない
で早くのん
でおくれヨー
一廻り
七日分
金十五銭
●運賃郵税は
一廻り金二銭
以上二廻りぼ
とに近二銭増
に御添御注文
を願上候
主 ね小便は一つの病にして医薬も全効を奏せしは稀なり然る
に此薬はいか程積年の慢性と雖も年来の経験にて完治せず
といふ事なく大人小兒共重症は三廻り軽症の如きは一廻り
治 服用すれば其効用かなり又常にひゑ症の御方は特薬に御用
ひ被成ば尤も神効あり
発売元 《割書:東京銀座一丁目|つやぶき本舗》 佐々木玄兵衛
附言此病はおもに雇子供に多く故に慈善に施し居候処施薬御き
んせいに相成候為め売薬に改め候次第に付高価をむさぼらず元
薬価を以て売弘め仕候間此病にて御困りの御方は御試しあられ
度候
●取次所は全国至る処に有り御最寄にて御求め可被下候●尚取
次之無き御地方は代金郵便為替又郵便切手を以て御送奉願候
【左頁下段】
新選最上
●《割書:衛生|必要》雲南麝香(うんなんじやこう)廣告
●正真雲南麝香(まぜものなきじやこう)は弊店(わたくしみせ)に於(おい)て数百年來発(ながねんらいうり)
売仕出(ひろめいたし)候事は顧客諸君(おんもとめのかた〳〵)の既(よく)に御承知(おなじみ)に入(い)
らせられ候処 数年来拙家(にさんねんまへよりてまへ)の名前(なまへ)をたばか
り偽物(にせもの)を持参(もち)し御得意様御屋敷(すべてのおとくいさき)方へ出(で)
入(いり)致す悪漢沢山御座候趣御愛主様方(わるものたくさんござるよしおきやくさま)より
連(しきり)に御注告(おしらせ)に預(あづか)り候故 諸新聞(しんぶんし)を以て再(たび)
三行商不仕旨広告致置候処当時(〳〵うりあるきせぬことおしらせしにたゞいま)は更に御(お)
注告(しらせ)も無之程(なきほど)に立至り候段難有奉存候 尚(なほ)
一層最上麝香(このうへよきしな)を撰(えら)み発売(うりひろめ)候間 倍舊御贖求(ます〳〵ごひゐき)
の程希上侯
拙家の品は外粧(うはづゝみ)を飾(かざ)らず景物等(けいぶつなど)も相添不(そへす)
申(に) (新鮮香品(よきしな)を勉強(やすく)す) 又何品(またなにしな)に依えあず
行商(うりあるき)人等 一切差出不申(いたしません)候左様御承知の程
偏に奉希上侯
東京市京橋區銀座三丁目
【丸に】八 (大坂屋号)
松沢八右衛門
(電話にて御注文は「五百卅四番」御呼出の程願上候)
●遠国より御注文は逓送料拙店持にて御送り可
申上候●郵便切手代用一割増