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コレクション: 地誌・郷土資料

兎園小説 - 翻刻

兎園小説 - ページ 48

ページ: 48

翻刻

如しこゝにおいて且驚き且あやしみその凡ならさるを知て やかて詞を石の上に建稲荷としてあかめまつれりといふ 《割書:一説に石のめくりに只垣のみして|あり詞を建たるにはあらすとそ》今も石を見んと言ふ人あれは見 するとなん右新右衛門は木母寺境内にをる植木屋半右衛門 か縁家にて詳に聞しとて半右衛門かたりきおもふにこの村に この石あるをもて古来村の名におはせけん猶尋ぬへし 【ここよりOCRのまま】   堀地湯?堀地漫城 加州侯本郷の上屋敷楼の御殿といへるかありし跡を此度 御守殿の御庭となし給へるにより植木うゑんとく今茲 文政八年乙酉二月廿八日、午ノ木方覚聖夫大夫と云もの 土中六尺はかり堀る程に石垣に堀当りにけりこれにより。 大工棟梁甚蔵吉兵衛吉蔵といふもの件の石を掘り とる事を請負て、同三月二日より、日毎に六七十人或は百 人はかりの人足をもて七月廿日まて掘たるに石は皆丸石 にて面少しつゝつれてありその数凡三万余掘り出しけり其石 一つに銀弐五分ツヽの請賃にて大小に拘らす同 屋敷内へとり片つけたりとそ何人の城郭なりしや尋ぬへし 解按するにこはむかし豊島信盛か よりてその図を下に出しつ 一族丸塚某なとの城廓にはあらぬる 加州普請奉行 関田十郎左衛門 松原牛兵衛 松 【ここまで】