翻刻
【右丁】
かゝるところへともの
ものおくればせにかけつけ
与四郞をとつてひつふせしたゝかに
ふみのめす
【左丁】
与四郞はそんじも
よらぬてうちやくに
あひみふしもかな
わずうちふし
ける出入のゐしや
げんちやうらう
見まひにきたり
やうすをきいて
大きにあきれ
いろ事という
ものはさうきう
にはゆかぬもの
よりさわりに
そてつまをひき
なさいとはこほう
か【古方家】のおゐしやさま
とて御こうしや
〳〵
【イ】
やしき女中を
はるとつて
とものや
らうにはら
れまし
た
【ロ】
それはきついご
さいなんでござり
ました地口でもなん
でもないやつさ
【ハ】
ちから
はまけて
も口には
まけま
いかない
やんせん
土足(どそく)
さいゑん
めいは
とうした
【ニ】
しかもに
ぎりこぶしで
あめやはら
れのふるご
とくはられ
ました