能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

りを放ちあり給ふは此所なり委は岩倉寺縁 記にあり 又輪嶋河合町の後河原田川の縁に弥勒堂とて あり昔はよき社にて有しとて今も九月七日 八日祭礼也此宮森の内に酒塚とてあり昔此塚ゟ 美酒涌き出し候事あり色々物語有略す又久手 川村に池田の松とて名木あり又此川縁壱里 上に粉川といふ所あり能州粉川寺の本尊同木 同作の観音の異像あり当国順礼丗三番の札所 にて堂の中に大像の仁王尊の古仏有其外古仏 多し今も霊験あらたなり毎年元朝には糟の占 とて酒の糟を苞にして此川の渕へ流すなり とまれるを吉とし流るゝを凶とするの占也元此 観音は是ゟ弐里奥 七(ナヽ)村山といふに泰澄大師再興 ありし七堂伽藍の大寺ありて石動山門徒にて衆 徒多く有て近郷寺領地なりしに兵乱に退転し 今本尊を此所へ移せしなり今も近郷に仁王堂 釈迦堂堂の寺大泉坊常学坊上蓮坊抔とて有