能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 42

ページ: 42

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手にあるなり此村に北嶋明神宮とて大社あり 境内広く能き社頭なり懿徳天皇延暦元年 ゟ鎮座と縁記に有社地を天津山といふよし海 際より十四五町有昔平大納言時忠卿の此辺左遷 の時帰路の事を此社へ祈り給ふとて天国作の 宝に一振り中宮御産の時の子かへりのたま 又時忠卿奉納の哥に    能登の国きくもいやなりすゝの海     また吹もとせいせの神垣 其外宝物有神主亀山氏にて開帳あるへし 又此村に国政末政とて百姓あり此末政方に昼は 石にて夜は光る玉なり夜光の珠といひ伝へ り     片岩より壱里三町本馬五十文軽尻  大谷 三十壱文人足拾五文家数弐百軒斗     近郷の大村なり 此村は昔平大納言時忠卿左遷の地にて其旧跡 色々有船着し所を郷(ゴウ)の間とて有其時鳥一羽