翻刻
帰る鳫■例の■半の春申かな
大谷ゟ壱里弐十町余有本馬七十七文
高屋 軽尻四十六文人足廿三文家数百軒斗
此村は船の懸り間抔ありて商家抔あり繁昌也
夏中破船奉行滞留あり池田氏山廻り役あり
其外船持等ありて能き百姓有中にも刀祢と
いふ者古き百姓にて昔より石動山由縁有て
泰澄大師の衣とて伝へり尤■裳とわかれて
今の衣とは大に異なるものなり見る所上は素袍
のことく下は袴也地は布にて今のほた■しの
よふなる浅黄小紋の地白也例有かたち見知なり
胸紐華也正平華といふへき色茶にて模様
あり
長弐尺弐寸余かたのゆき弐尺八寸余袖幅
■ 弐幅 り三尺八寸余紐幅一寸五部弐筋
壱筋長さ壱尺五寸はかり
前長弐尺三寸余後長弐尺四寸余腰いた
裳 八寸余高さ三寸五部例あり形ち不知前後
共紐あり同布也