能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 50

ページ: 50

翻刻

又河浦村は狼煙村へ行半途にあり此所の黒崎と いふに火打石の名石ありいか程へりても角の うせることなし色は黒く飴色也馬脳類なり 御留石になり取る事ならす又嶋立といふ処に 礒山の腰に洞ありて奥しれす内浦の松波 村郷の口の例といふへ通ふしたるといへり 又狼煙村へ行上野の広し春のころは雲雀の 名前にて海も山も転り面白き事限なし     野も山も海も礒も沖も渚も転る     雲雀の只余念なく詠め居る折から     傍に寄藻搔く蜑のありて雀を     詠むかといふいやわれは雲雀を詠む     といふ蜑の曰雀は小鳥といふ文字なら     すや爰元は海へ鳴き行けは海雀と     言へきやせわし〳〵といわれて