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翻刻
なく表御門鳥居損三十三間堂別条なし其外
御府内十里四方中仙道大宮辺迄大地さけ大
ニ崩れ上総下総まて大地震行徳舟橋辺悉ゆ
り潰れ又葛西二合半日光道中岩附幸手辺所
々類焼猶いち〳〵是をかぞへ上るにいとま
あらす翌九ツ時漸々火鎮り諸人安堵のおも
ひをなす此由を諸国親類縁者のものへしら
しめんか為に一紙ニしるして唯一読ニ備る
のみ
十五日 大霜快晴寒気つよし夕方より西風夜
《割書:筑波辺|雪ふる》 ニ入八ツ時地震
十六日 大霜快晴明方辰巳より東ノ方へくろ
きねた雲出る昨日も同断夜五ツ時地
震ゆる
十七日 大霜寒気つよし明方辰巳の方へ黒き
雲出る快晴
十八日 朝よりくもり八ツ時位より雨降夜五
《割書:日々少々宛地震|ゆる今日は江戸》ツ時ゟ東大風大雨近来稀なる大あら
《割書:表大雷雨のよし|地震ニ而潰レ住》し其上時々おとし風吹七ツ時迄大風
《割書:所無之ニ付小石川|御屋敷内抔は》
《割書:夜中傘にて凌|候よし》雨おそろしきほとなり