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而山の如ク重り其下じきになり人は人もた
すくる者稀なり市中町人四日之地震に恐れ
皆々茶船屋船又は三十石杯ニ乗り夜をあか
す人おびたゝしく有之候所近邊居合候船悉
くくたけをほれ死ス人何千人と云數をしら
す大和小船のくたけたる事又怪我人人家之
損し崩れすへて川筋の損し新田廻り海岸の
人家は不申及其夜市中の人々は八方へ散乱
する事誠ニ前代見聞之事ニ御座候
泉州堺大坂近邊
堺市中大津浪ニ而大混雑人家壹軒も無事な
らず夫ゟ佐野邊ゟ貝塚岸之和田すへて比近
邊往来筋こと〳〵く崩れ損したる所數不知
右同断兵庫西の宮すへて此近邊大津浪ニ而
大坂同様ニ御座候
尼ケ崎
四日大地震ニ而築地家數貳百軒計辰巳之
渡し両詰宿屋茶店とも不残崩市中三百軒
餘り崩れ内川八尺餘髙水となる五日夜迄
三十五度のゆり死人凡百人餘怪我人數し