茨城大学図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: 大高氏記録

巻2 無題(日記帳) - 翻刻

巻2 無題(日記帳) - ページ 33

ページ: 33

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 而山の如ク重り其下じきになり人は人もた  すくる者稀なり市中町人四日之地震に恐れ  皆々茶船屋船又は三十石杯ニ乗り夜をあか  す人おびたゝしく有之候所近邊居合候船悉  くくたけをほれ死ス人何千人と云數をしら  す大和小船のくたけたる事又怪我人人家之  損し崩れすへて川筋の損し新田廻り海岸の  人家は不申及其夜市中の人々は八方へ散乱  する事誠ニ前代見聞之事ニ御座候   泉州堺大坂近邊  堺市中大津浪ニ而大混雑人家壹軒も無事な  らず夫ゟ佐野邊ゟ貝塚岸之和田すへて比近  邊往来筋こと〳〵く崩れ損したる所數不知  右同断兵庫西の宮すへて此近邊大津浪ニ而  大坂同様ニ御座候  尼ケ崎   四日大地震ニ而築地家數貳百軒計辰巳之   渡し両詰宿屋茶店とも不残崩市中三百軒   餘り崩れ内川八尺餘髙水となる五日夜迄   三十五度のゆり死人凡百人餘怪我人數し