みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE8

地震記 上 - 翻刻

地震記 上 - ページ 3

ページ: 3

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予か住なれし高知新町といふは其むかしは潮田なりしを寛永 十三年築かれて市街となれり古名は上知寄といひ今の 下知は下知寄といひしを寄の一字を除かれて村の名とは なしたりしとかやされは開基よりは纔に二百十余年の新巷 にて土地も堅固ならされはにや去冬の震も他所に異り其大 破いふ斗なしされとも不測に火害を免たれは幸甚の余り 末世の考拠にもならん歟と恐なから 御届書を発端として 震に火に潮に現在の事実を集録して三災録と号し 長く巾笥に秘置ぬ 安政二年乙卯季冬月   白頭老人 実 識 【右上に谷氏文庫の朱印】 【右下に島田蔵書の朱印】