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コレクション: コレクション2

瘡家示訓 - 翻刻

瘡家示訓 - ページ 14

ページ: 14

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【右】 胎内(たいない)よりうけて出生(しゆつしやう)し。いとけなき時頭面(つむりかほ)其外へ 瘡瘍(できもの)を發(はつ)し。鼻梁(はなばしら)崩隕(かけおつる)のたゞひもあり。世人は 小児の胎内(たいない)よりうけきくる瘡瘍(そうよう)ゆへ。胎毒(たいどく)〳〵と 一様(いちゆう)に称(ぜう)すれども。其中に瘡毒の胎毒おひほき なり。かく子孫(しそん)につたふる所は。まつたく癩病(らいびやう)の 血脉(ちづぢ)をひき傳(つた)ふにひとし。又瘡毒病人を看病(かんびやう) して傅染(てんせん)【「ウワリウツル」 左ルビ】することあり。此病ほどうるさきものは あらじ。實(まこと)におそろしき病なり。家に一人(ひとり) 【左】 疥癬(ひぜんがさ)を病(やむ)ものあれば。挙家(いひのうち)のこりなく傅住(てんぢう) するにより。世人疥癬を忌(いみ)きらへども。此病の 傍人(しばにいるひと)に傳染(でんせん)することをさとさず。すべて瘡汁(うみしる)の ある病。臭気(わるきかほり)のある病は傅染することあり。これ氣の 憑依(ひやうい)【「トリツク」 左ルビ】するところ。をづくべからず。 〇此病を世醫の療治(れうじ)するを見るに。表裏虚実(ひうりきよじつ)を 分別(ふんべつ)せず。山帰来(さんきらい)を主薬(しゆやく)とし。補器補血(ほきほけつ)の剤(くすり)を 用ることは。かりにもなきことのおもひ。此病といへば