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コレクション: コレクション2

瘡家示訓 - 翻刻

瘡家示訓 - ページ 13

ページ: 13

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【右】 ○此病に馬肉(ばにく)をくらふものあり。馬肉はもろ〳〵 の夲草に毒(どく)ありとみえたり。いまだ醫書の中(うち)に。 此病の薬(くすり)餌(くひ)に用ることを見ず。ことに馬は武用(ぶよう)に そなへ民力(みんりよくを)をたすけ国家の用をなすものなれば。 たとひ功験(こうげん)ありとても容易にくらふべきにあらず。 そのうへ馬肉は湿熱(しつねつ)大過(はいくわ)のものにして。ます〳〵 毒氣(どくき)をますものなれば。かならず。くらふまじきなり。 ○下疳(げかん)に膏薬(かうやく)油薬(あふらくすり)などみたりに敷(つく)るはよろしからず。 【左】 便毒(べんどく)には膏薬(こうやく)を敷(つけ)て。膿水(うみしる)をとらねばならず。 又此病温泉(とうじ)に入べからず。湯治(とうじ)して瘡傷(てきもの) だん〳〵と腐(くず)るゝあり。或は早(はや)くいえすぎて痿■(こしぬけ)と なるものあり。其(その)害(がい)あげていふべかるず。常(つね)の 入湯(いりゆ)も熱(あつ)きはわろし。其外庸醫の洗薬(あらひくすり)と 称(しやう)するものに。害(がい)をのこすも往々(おり〳〵)あるなり。 ○此病夫(おつと)にあれば妻(つま)妾(てかげ)に傳(つた)へ。妻妾にあれば夫に つたふ。又遺毒(ゆいどく)【「ヲヤユヅリノドク」 左ルビ】とて子孫にも流傅(りうでん)【「ウツシツタフ」 左ルビ】ス。父母の此病を