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コレクション: コレクション2

瘡家示訓 - 翻刻

瘡家示訓 - ページ 3

ページ: 3

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【右】 ぬにしもあらあずど。うたゝ其功績(いさほし)の著明(じよめい)な るを見ず。こや労(らう)して功(かう)なしといはん。さるを 小川氏顕道(あきみち)のぬしなゝ。是(これ)を憐悃(れんこん)なせる事爰(こゝ) に年わり。その病(やまひ)しはじめに萌(きざす)す所を。誡(いましめ)の言(こと) 実(げに)〳〵至(いたり)ふかう。旦庸醫(りつやうゐ)心肝(しんかん)に。延(いしばか)するの言(こと)の 葉(は)。いと切(しきり)にして。こせひ瘡家示訓(そうかしくん)と号(がう)し。一名(いちめう) 瘡守土団子(かさもりつちだんご)と題し。梓(し)に壽(しゆ)し佛いる。世の永(なが)き 【左】 寳(たから)ともいふべし。此(この)小川のぬしは。醫員(ゐいん)何がしの■(ゐん)にて。 家(いへ)つ風吹絶(ふきたえ)ずして。御施薬院(おほんせやくゐん)になん。旧(ふる)く事業(ことはざ) つとめ怠(おこた)らて。齢古希(こき)より余(あま)れること四(よ)とせ。子孫(しそん)の 数多(かず)は廿余(はたちあま)り三(み)たつ。いさゝかの悩(なやめ)る事さへあらで。どのも〳〵 さかんに公(おふやけ)につかう結つるや。はた世に稀(まれ)なりと伝べし。 こたの此書(このしよ)を携(たづさへ)いく。吾に序せと需(もとめ)切(せち)なれど。己(をのれ)は 醫の道とては菽麦(しやくばく)をさへもしらねど。ひたふるに悩る事