東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

小児必用養育草 - 翻刻

小児必用養育草 - ページ 127

ページ: 127

翻刻

【右丁 白紙】 【左丁】 小児必用養育草(せうにひつようそだてくさ)巻五          牛山翁(ぎうさんおう) 香月啓益(かつきけいゑき)  纂(さんす)【左ルビ:あつむ】   ㊀痘瘡(いも)収靨(しうゑん)の時節(じせつ)善悪(せんあく)の説(せつ) ○痘瘡(いも)十日を経(へ)て血(ち)尽(つき)毒(どく)解(とけ)て其 膿(うみ)漸々(せん〳〵)乾(かは)き葡(ぶ) 萄(どう)の色(いろ)のごとくなりて口(くち)鼻(はな)の両傍(りやうはう)あるひは頭(かしら)面(おもて)よ りかせはじめて胸(むね)腹(はら)にいたり手足(てあし)に及ひてかくのご とく上より下に次第〳〵に収靨(かせ)もてゆき身も軽(かろ)く 気色(きしよく)快(こゝろよ)く飲食(ゐんしよく)つねのごとく大小 便(べん)常(つね)のことくなる を順症(しゆんしやう)といひて薬(くすり)を服(ふく)するに及はぬ事也 ○収靨(かせ)の時 痘瘡(いも)の潤(うるをひ)ひく事なくかせかぬるを流漿(りうしやう)と