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翻刻
【右丁 白紙】
【左丁】
小児必用養育草(せうにひつようそだてくさ)巻六
牛山翁(ぎうさんおう) 香月啓益(かつきけいゑき) 纂(さんす)【左ルビ:あつむ】
㊀小児(せうに)物を見知る時よりの教(をしへ)の説
○王隠君(わうゐんくん)の説に小児生れて六十日の後 瞳(ひとみ)人 定(さだ)ま
るなり是より人を見識(みしり)て語(かた)るかごとく笑(わら)ふ事を
しる其時 愛(あい)をなすとて高声(たかごへ)を出し肩(かた)にのせ高く
挙(あぐ)れは児(ちご)しゐて笑(わら)ひよろこぶといへども必病を生
し是より児子人を罵(のり)怒(いかり)などする事を好(この)み不礼(ぶれい)
のきざし出るものなり慎(つゝし)むべき事なりと云へり児
子笑ひかたるがことくなる時は乳母(めのと)又はかたはらなる人