東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

小児必用養育草 - 翻刻

小児必用養育草 - ページ 42

ページ: 42

翻刻

【左頁】 小兒(せうに)必用(ひつよう)養育(そだて)草(ぐさ)巻二         牛山翁(ぎうざんおう) 香月(かつき)啓益(けいゑき) 纂(さんす)【「あつむ」左ルビ】   ㊀生子(むまれご)養育(やういく)の説(せつ) ◯保嬰論(ほうゑいろん)に子を養育(そだつる)に十種(といろ)の法(はう)あり第一には背(せなか)を暖(あたゝか)に せよ二つに腹(はら)を暖(あたゝか)にせよ三つに足(あし)を暖にせよ四つには頭(かしら) を涼(すゞ)しくせよ五つには胸(むね)を涼(すゞ)しくせよ六つには小児(せうに)の驚(おどろ) きおそるゝかたちの類(たぐひ)を見する事なかれ七つにはいまだ見 しらぬ人を見せしむる事なかれ八つには啼(なく)事さだまらず して乳(ち)を飲(のま)しむる事なかれ九つには輕粉(けいふん)朱砂(しゆしや)の類(たくひ)の石薬(せきやく) を飲(のま)しむる事なかれ十には浴(ゆあみ)する事たび〳〵すべからずと見えたり