東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

魚類精進/早見献立帳 - 翻刻

魚類精進/早見献立帳 - ページ 83

ページ: 83

翻刻

【右丁】  かげんあしくとも魚鳥膏(うをとりのあぢ)にて  物(もの)まぎれすれども精進(しやうじん)には昆布(こんぶ)  干瓢(かんひやう)の出(だ)しばかりなれば猶(なほ)さら  念(ねん)を入(いる)べき事なり 一/膳椀(ぜんわん)鉢皿(はちさら)其外/器物(きぶつ)ふき拭(□□)【ぬくヵ】ひ  心(こゝろ)を付(つく)べし膳立(ぜんだて)早(はや)く做(なし)おき  其まゝ出(いだ)すときは膳椀(ぜんわん)に埃(ほこり)つ  もりあるひは香物(かうのもの)干(ひ)からひ□  甚(はなはだ)不馳走(ふちさう)なりよつて膳(ぜん)を  いたすときは一ツ(ひとつ)〳〵あらたむべし 【左丁】  又/箸(はし)に心(こゝろ)を付(つけ)壱本々々よく  あらため打べし其外いさゝかの  事(こと)にても内外(うちと)の召(めし)つかひ又は  料理人(れうりにん)に任(まか)せおき自然(しぜん)不行届(ふゆきとゞき)  あらんときは高主(ていしゆ)一人に帰(き)して  のがまゝ所なし 右の条々(でう〳〵)は皆(みな)古人(こじん)の戒(いまし)めおかなく 処(ところ)なれはゆるかせにな思給ひそ 此外(このほか)高主(あるじ)席上(せきしやう)の気(き)くはり配(はい) 膳(ぜん)の心得(こころえ)あるひは客(きやく)入/来(で)退(いり)出