東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

魚類精進/早見献立帳 - 翻刻

魚類精進/早見献立帳 - ページ 82

ページ: 82

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【右丁】  第(たい)一なり何(いか)ほどの馳走(ちそう)たりとも  飯(はん)の加減(かげん)あしきときは馳走(ちさう)と  ならず別(べつ)して冬(ふゆ)の日(ひ)には熱飯(あつはん)  一種(いつしゆ)の馳走(ちそう)と心得(こゝろう)べしたとへ  三汁(さんじう)十一/菜(さい)の饗応(きやうおう)なりとも  第一/飯(めし)第二/本汁(ほんしる)第三/平(ひら)皿等  此三種/別(べつ)して心を用(もち)ゆべし三/種(しゆ)  よろしけれはおのづから料理(れうり)すゝむ  ものなり 一/素人(しろうと)は庖丁(ほうてう)盛方(もりかた)などはじめは 【左丁】  いかにも心(こころ)楽(たの)しく丁嚀(ていねい)なれとも  切刻(きりきさ)み数多(あまた)になれば自然(しせん)退屈(たいくつ)  して疎略(そりやく)になるものなり兎(と)  角(かく)初中後(しよちうご)とも同(おな)し手際(てぎは)肝要(かんよう)也  扨又/惣(さう)じて魚鳥(きよてう)山野(さんや)の産物(さんぶつ)等  水(みづ)あらひ丁寧(ていねい)にすべしたとへ一遍(へん)  にてよきも二/度(と)三/度(と)づゝあらうべし  家具(かぐ)鉢皿(はちさら)のたくひも同し 一/精進(しやうじん)料理(れうり)取(とり)わけ塩梅(あんばい)加減(かげん)  心得(こゝろう)べし魚類(きよるい)はたとへすこし