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【右丁 上段】
多(をほ)し氏神(うぢかみ)を祭(まつ)
りて何事(なにごと)もこゝろ
のまゝなるべし
○男 金(かね)女 火(ひ)大(おほ)ひに
わろし子(こ)一人あれ
ども命(いのち)みじかし
貧賎(ひんせん)にして何ごと
もおもふことちがふ也
○男 金(かね)女 土(つち)大(おほ)きに
よし子(こ)五人かまた
九人あるへし富貴(ふうき)
にして命(いのち)ながし
【左丁 上段】
下人(げにん)多(おゝ)くめし使(▢かひ)
牛(きう)馬にゑん有むつ
ましくして何事(なにこと)
もこゝろのまゝなり
○男 水(みつ)女 木(き)大ひに
よし子三人か七人
あるべし法華経(ほけきやう)
千部(せんふ)をよみふけん
ほさつをいのるべし
富貴(ふうき)にしてこゝろの
まゝなり万事(はんじ)大(たい)
吉(きち)なり
【右丁 下段】
源重行(みなもとしけゆき)
風(かぜ)をいたみ
岩(いは)うつ
浪(なみ)の
をのれ
のみ
くだ
け
てものを
おもふ比(ころ)
かな
【左丁 下段】
大中臣能宣(お▢なかと▢よしのぶ)
朝臣(あそん)
御垣守(みかきもり)
衛士(ゑじ)の
たく火(ひ)の
夜(よる)は
も
へて
ひるは
消(きへ)つゝ
ものをこそ
おもへ