翻刻
【右丁 上段】
あきなひによし
○男 土(つち)女 火(ひ)大(おほ)きに
よし子五人ありい
しよくともに多(をほ)し
何ごともこゝろのまゝ
なるべし無病(むひやう)に
して命(いのち)長(なが)し
常(つね)に地神(ちじん)を祭(まつ)る
べし
○男 金(かね)女 金 大(おほひ)に
わろし子三人 有(ある)
べしやまひつねに
【左丁 上段】
たへす但(たゝ)してん
神(しん)を祭(まつ)れば後(のち)は
よし秋(あき)に入てよし
○男 金(かね)女 木(き)大きに
わろし子二人あれ
ども一人はかたわな
るべし心のまゝなら
ずして口舌(くせつ)たへす
○男 金(かね)女 水(みつ)大に
よし子(こ)五人あり
富貴(ふうき)にしてことに
命(いのち)ながしまた田畑(たはた)
【右丁 下段】
曽根好忠(そねのよしたゞ)
ゆらのとを
わたる
船(ふな)
人(びと)
かぢをたえ
行衛(ゆくゑ)も
しらぬ
恋(こひ)の
みちかな
【左丁 下段】
恵慶(ゑげう)法(ほう)師
八 重(ゑ)葎(むぐら)
しげ
れ
る
宿(やど)
の
さびしきに
人(ひと)こそ
みえね
秋(あき)は来(き)に
けり