翻刻
【右丁 上段】
暦(こよみ)の中段(ちうだん)の《割書:●》みつ《割書:●》たつ《割書:●》
此(この)日よろし
同《割書:●》五(こ)む日《割書:●》ちいみ《割書:●》
此(この)日わりし
同《割書:●》あやぶ《割書:●》ちいみ《割書:●》
此(この)日いむへし
○同 向(むか)ふかたの事
正月《割書:みなみ》二月《割書:にし》
三月《割書:きた》 四月《割書:にし》
五月《割書:きた》 六月《割書:ひがし》
七月《割書:きた》 八月《割書:ひがし》
九月《割書:みなみ》十月《割書:ひがし》
【左丁 上段】
十一月《割書:みなみ》十二月《割書:にし》
万事この方(はう)へ向へば
よし
○産(さん)のときむかふ
方のこと
正月《割書:ひつじ》二月《割書:いぬ》
三月《割書:うし》 四月《割書:ひつじ》
五月《割書:たつ》 六月《割書:むま》
七月《割書:ひつじ》八月《割書:ひつじ》
九月《割書:さる》 十月《割書:さる》
十一月《割書:いぬ》十二月《割書:とり》
右の方へむかへば親子(おやこ)と
もに難(なん)なし但(たゞ)し大
をん 大将(だいしやう)ぐん《割書:●》さい
【右丁 下段】
三条院(さんじやうのいん)
心(こゝろ)にも
あらで
うき世(よ)に
なが
ら
へ
ば
こひ
し
かるべき
夜(よ)半の
月(つき)かな
【左丁 下段】
能因法師(のういんほうし)
あらし吹(ふく)
三室(みむろ)の
山(やま)の
もみ
ぢ
葉
は
竜田(たつた)の
河(かは)の
にしき
成(なり)けり