翻刻
【右丁 上段】
○乳汁(ちゝ)をふとくするもの
こひ とびうを
するめ ちさ
たんぼゝ 山のいも
むぎめし 赤小豆(あづき)がゆ
白(しろ)かゆ あま酒(ざけ)
【縦線あり】
○子(こ)の男女(なんによ)を知(しる)事
○母(はゝ)の長のとし孕(はらみ)
て次(つぎ)の年(とし)五月五日
より前(まへ)に生(うま)る子(こ)は
男子(なんし)なり又五月五日
の後(のち)に生(うま)るゝは女子也
【左丁 上段】
また母(はゝ)の半(はん)のとしは
らみてつ次(つぎ)のとし五月
五日より前(まへ)に生(うま)るゝは
女子(によし)なり五月五日より
後(のち)に生(むま)るゝは男子(なんし)也
○懐胎(くわいたい)腹帯(はらおび)する事
吉日(きちにち)
きのへ ね《割書:●》 きのへいぬ
きのとうし《割書:●》 ひのへ むま
ひのへ いぬ《割書:●》つちのへ ね
つちのへいぬ《割書:●》かのへ いぬ
かのへ ね《割書:●》 かのへ とり
【右丁 下段】
前大僧正(さきのだいさうじやう)行尊(げうそん)
もろともに
あわれと
おもへ
山(やま)
桜(さくら)
花(はな)より
ほかに
しる人(ひと)も
なし
【左丁 下段】
周防内侍(すほうのないし)
春(はる)の夜(よ)の
ゆめばかり
なる
手(た)
枕(まくら)
に
かひなく
たゝむ
名(な)こそ
おしけれ