Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

                 比羅雪墨 去年雪にとちたるまゝの谷の戸をおし明いつる/鍵の早蕨(カキノサワラヒ)                  御免齊綾丸 桜木の根につまつきし庭下駄やはなをゆるめん雨のあしよは                  玉結菴蔵満 春雨にみとりもますやかゝらまし川岸の柳の糸の釣はり                  連葉菴春木 とふつきの石場縄手も初霞ひつはつてたつ春のあけほの        ○陸奥  須加川  平方菴早樹 是もまた弓はつとらせてとゝめたしあはれ春日のなかれ武者には                  川邊凉見 おしなへて今朝は雑煮の腹つゝみうちおさまりし君か代の春                  鷺白羽 流儀ほと蛙は水をかきわけてふてのさやまか池になくなり                  幾世菴久門 七種をはやすまな板かなひはしこれも古今の春の序ひらき