Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

        尾張 熱田 超歳坊 春風の音侘て来る谷の戸にくち明て出る鴬の声               柳百朶 尺八の虚空吹とも春の風はなさく門はわけて御無用               芦邊潮満 一番に花のはやをゝとく舩のかせに乗り出す浦の梅か香               堀川芳香 さえかへりまた綿入はきさらきのあかつき寒き山々の裾       ○同  名古屋 北亭歌政  明て今朝月の噂は逃水や初日を仰く武蔵野のはる               玉章菴有武 家軒のつまに添ひねの鴬を梅やねたしとひらく唇               千雀菴雛人 あかねさす初日の影も東よりとその袋井越て来つらん               五葉舎乗打 日くれまてなかむる花に影法師の脊長となりてをらん一枝      三河 吉田豊木連 冬雨亭友茶