Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

   ○三河 吉田豊木連 冬雨亭友茶 鼻紙の折を得てけふ春霞すこし見せたる山の懐              新玉年武 朱を/奪(ウボヲ)ふ紫色に咲藤のなかにも花のしら波もあり              豊橋欗干坊 /盥(タライ)とも見る池水に青柳はかせの手添て髪洗ふなり              垣元帯丸  一夜明春としなれは奥座敷ひらき直つて梅か香をする              厩戸真仲 垣ひとへ咲梅枝のへだてなくうらからうらへおくる花の香              下戸餅好 あし引の山も/熨斗(ノシ)目を着初てはあらたまりたる今朝の横雲    ○伊勢 四日市   真草菴文人 春雨はよしふらすとも大佛のはなへさしこめ梅かからかさ    ○同  桑名    福邉菴長生 三鳥の傳より聞てうれしきは古今かはらぬ初鳥の声