Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 25

ページ: 25

翻刻

               一粒亭万盃 退屈の老に柳のひきかへてのひやしつらん春の此ころ           三河   三味森好 小倉山花見て哥も思ひ出ん小町さくらに人丸さくら           下館   五葉亭永樹 けふ幾日春の日数をすき箸のさけは心をやしなふる花           仝    堪忍舎深記 漁舟も休みし春のしつけさはそらに霞の網の引そめ           仝    千箱玉廣 おしてるやなにはともあれ遠村の花にはちかくあしをはこへり                徳意持方 鴬の初音のつゝみしめるかとしらへかえたる雨のしつかさ                桐原駒彦 梅か枝に棹をもたせて干衣は袖よりそでへとふせ花の香                北陸堂道近 雲雪と見あくる不二の山さくら開きし花も麓よりして