Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 642 - ページ 27

ページ: 27

翻刻

                馬足亭繁岐 若かへる春は霞に親舩もこふねのやうに見ゆる海つら     ○下総 結城 不二見連 淀川 網彦 子日とて姫子の松を千代かけて根引にしたる春の麗                 紺屋安染 青柳のやさしき糸やいせしまに霞をませておりわけのあや     ○常陸 府中 不二見連 一秀齋貫良 散花ををしみて駕籠に乗れはまた二人にふます志賀の山越                 葉山芝住 ひろいものしたる心地よ鳴声はきゝすてかたき野路の鴬     ○ 下妻 仝      梅香亭沼住 賣買の夷の膳の相場よりたかくねを出す鴬の声                 青松庵春人 花に目のくたひれるとも吹風にこゝろつかひの休むまはなし     ○陸奥 岩城 不二見連 甘露菴道遠 松嶋やあかねさす日の袴着てきさきの嶋に霞わたれり