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翻刻
序
是つらの字書世にふりておほしといへどもあるは字のこゑ
ばかりにしてよみなく或はよみをしるしてこゑを記せず是なん
ものゝ不足といふべきにや玆に先達のもてあそびし文字
言句の落索を拾ひあつめかしらに母字を置きそれに
つゞく字を下にならべて字の音聲を右に記し讀を左に
して色葉集の跡を追ひいろはの次第をまなんで以て字
書をつくる仍此一冊を落葉集と号す又此書の終には
一字〳〵のよみを本としおなじく二三字の世話をも少々
相加へて今一篇のいろはをついづる者也凡可謂萬戸之賜欤