翻刻
【右丁】
紅蕉 美人蕉
天和(てんは)年中(ねんちう)琉球(りうきう)より渡(わた)ると
本朝(ほんてう)世事談(せじたん)に見(み)ゆ苗葉(なへは)
芭蕉(はせう)に似(に)て依(ひき)く幹(かん)三年(さんねん)を
経(ふ)るものには花(はな)を開(ひら)く形(かたち)莪(か)
茂花(しゆのはな)に似(に)て朱紅色(しゆこうしよく)久(ひさ)しふ
して謝(しや)せず故(ゆへ)に是(これ)をも百日(ひやくじつ)
紅(こう)《割書:嶺南|雑記》と云(いふ)/華夷花木考(くはいくはほくこう)に
西番連(せいはんれん)といふ
【左丁】