翻刻
【右ページ】
二
久して之を發するも。又此極微に吸入より。生
するに外ならす。
原始要終。易簡而天下之理解得者。唯神也夫。
【左ページ】
驅疫法
上野 茂 木 充 實 述
抑も。近頃。悪疫流行の。原因を考ふるに。一は往
時に於て被りたる。外邪の。体中に潜伏する者。
《割書:これを陰|邪とす》一は今俄に受る所の。窒気に卒中す
る者《割書:これを陽|邪とす》二者互に相応一致して。此病を
發するなり。譬へは。砲中に容る所の。硝薬の一
点の火を。得て爆発するに異ならず。内に硝薬
あるも。火気なければ。之に応せず。又外に火気
あるも。硝薬なければ。爆発することなし。内外相
三