翻刻
まひて二条院ちかきところをつくらせ給ふをそ
こなむわたし【お移し】たてまつるへきよろしきわら
はへ【童部】なともとめさふらはせ給へなと人〳〵のうえま
ておほしやりつゝとふらひきこえ給へはかくあや
しきよもきのもとにはをきところなきまて
女はうもそらをあふきてなんそなたにむきて
よろこひきこえけるなけの御す まひ(さみイ)【なげの御すさみ(び)=かりそめの気晴らし】にても
をし◦(な)へたる【世間並みの】よのつねの人をは めとゝめ(見とゝめ)み(みゝたてイ)見た
て給はすよにすこしこれはとおもほへこゝちにと
まるふしあるあたりをたつねより【訪問する】給ふものと