翻刻
多くいたみ崩るゆへこれがために家をくづし
けがいたし候もの多し
十 神田ハ橋本丁豊嶋丁辺少し小柳丁辺平永丁
大いにくづれ筋違御門ゟ今川ばし通所〳〵崩多し西
神田一ゑん少〻ツヽいたみ又鎌倉かし通崩少し
十一 小川丁筋かへ御門ゟ水道ばし通りのうち稲葉
長門守様土屋采女正様此辺そんし 戸田大炊頭
さまやける御表長屋残る 内藤駿河守様焼
て表御長屋残る夫ゟ向ハ田中唯一様残る猶又
堀田備中守様大いにやける向側に半井いづ
もの守様一軒やける溝口八十五郎様佐藤金之丞様
伏屋様大久保様柘植様やける依田様一軒のこる
神(かん)織部様荒川様曽我様近藤様青木様本
多様新見様迄やける河内様小林様佐藤様
やける夫よりうら神保小路ハ間下長坂寺嶋荒
井様迄やける又一ツ橋通りハ明楽様雨森様大岡
のこる表神保こうしハ定火消御やしきやける 榊原
式部大輔様半焼る通用門より向がハ 本多ぶ
ぜんの守様半やけり夫ゟ戸田加賀守様やけて西南
角少〳〵のこる鷲津淡路守様やける長谷川荒井様
二けんのこる尤表がハのミ山本様少〳〵にて焼止る又
一ト口ハ雉子ばし通小川丁ハ本郷丹後守様やける
三ばん原ハ 松平豊前守様やける塙(はなハ)宗悦さま
やける又一ト口ハ渡部三之助様やける又一ト口ハ一色
丹後守様やける同一色邦之助様奥少しやける
尤一えん地震つよくくづるゝ事夥しく候
十二 小石川御門内ハ 松平駿河守様やける此
辺御組やしき加藤大原渡辺冬木様やける本間平
兵へ様やける大森勇三郎様本目様やける中条