翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

百鬼徒然袋 3巻. [2] - 翻刻

百鬼徒然袋 3巻. [2] - ページ 4

ページ: 4

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【右丁】 《題:鞍野郎(くらやらう)》 保元(ほうげん)の夜軍に 鎌田政清(かまだまさきよ) 手がらを なせしも我ゆへ なればいかなる 恩(おん)をもたぶへきに 手がたをつけんと 前輪(まへわ)のあたりを きりつけらるれば氣も 魂(たましひ)もきへ〳〵となりしとおしかへして 唄ふ声いとおもしろく 夢のうちにおもひぬ 【左丁】 《題:鐙口(あぶみくち)》 膝(ひざ)の口をのぶかに いさせてあぶみを 越しておりたゝんと すれども なんぎの 手なれ ばと おなじく うたふと 夢心に おぼへぬ