東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 5 江戸名所図会

江戸名所図会 20巻 巻之15 - 翻刻

江戸名所図会 20巻 巻之15 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

【見開き 絵図】 【右丁】 飛鳥橋(あすかはし)の  あたりは 貨食舗(りやうりや)の 亭造(やつくり)壮麗(さうれい) にして   後亭(さしき)の まへには皎潔(こうけつ)たる 音無川(をとなしかは)の   下流(なかれ)をうけて 生洲(いけす)をかまふ   この地(ち)はるかに 都下(とか)を離(はな)るゝといへとも   常(つね)に王子(わうし)の 稲荷(いなり)へ詣(まふ)する人こゝに  憩(いこ)ひ終日(ひねもす)流(なかれ)に   臨(のそ)むふ宴(ゑん)を 催(もよほ)し沈醉(ちんすい)     するも 多(おほ)し夏日(かしつ)は 【左丁】 殊更(ことさら)凛々(りん〳〵)たる河(かは)  風(かせ)に炎暑(ゑんしよ)を 避(さけ)て帰路(きろ)に   おもむかん事を 忘(わす)るゝの輩(ともから)も  又 少(すくな)からす