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翻刻
ゆるがぬ御代要之石寿榮
仁義礼智忠信孝禎八形の中に孝行をもって第一とす人界を得て孝なきハ禽獣にたもしか
ず鳩に礼有烏に孝なり羊ハひざまづいて乳をねむるとかや 遠国他国より江戸へ縁付又は
奉公に出さる人々はゆく国元の親たちに我身の無事をしらせて安心さすべし頃は安政
二年卯の十月二日の夜四ツ時過俄に大地震ゆり出し北は千
住□ゆり
倒れ小塚原やける新吉原ハ江戸丁二丁目より出火して残ず焼大音寺
まへ田丁□道焼南馬みち少々のなる花川戸□うハ焼出の宿□天丁
半ぶんやけ芝居丁三座と□金□山浅草寺観音の御堂つつがなく
傾きもせず座ますハ大士の智力有がたし境内塔中摂社末社□り崩
茶屋丁並木大破損駒形丁すハ丁やける駒がた堂のこる
蔵前□丁遍一面にくづれまより下谷ハ坂□
残らずやけ田甫加藤様小笠原様
大破損□郷様少々□大明神
つつがなく一方ハ七軒中程より
出火して上野長者丁のこらず