翻刻
下山歌(かさんのうた) 宋之問(そうしもん)
下(くだれは)_二嵩山(すうさんを)_一兮 多(おほし)_二所思(しよし)_一。 携(たづさへて)_二佳人(かじんを)_一兮 歩遅々(あゆむことちゝたり)。 松間(しようかんの)
明月(めいけつ)長(とこしなへに)如(ことし)_レ此(かくの)。 君再游(きみがさいゆう)兮 復何時(またいづれのときぞ)。【印「栖霞」】
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今(いま)面白(おもしろ)く楽(たのしん)だがよい又 再(ふたゝ)び期(ご)しがたいと名残(なごり)おしければ何(なに)やかに所思(しよし)が多(おほ)い終(しう)
日(じつ)そなたと遊(あそん)で今(いま)山をくだる故(ゆゑ)に心(こゝろ)が残(のこ)るやうで跡(あと)じさりするやうな松(まつ)の間(あいた)の明月(めいげつ)は
いつも替(かわ)らぬが此(こゝ)でひとり見ては面白(おもしろ)くないそなたの様(やう)な衆(しゆ)と見たならば面白(おもしろ)からう
そなたは今(いま)別(わか)れてからはいつ逢(あ)ふやらしらぬと名残(なごり)をおしむ意(こゝろ)此詩題(このしだい)はこしらへたものじや
【挿絵】