翻刻
【右丁】
一種 はこくり
六角(ろくかく)とう《割書:江|戸》
#1
此物一毬の内
に大積ある#4栗
子ありて周り
に小顆六箇
つく
#2
一種
ほうしくり
一樹委く毬ことに唯(たゝ)一
顆(くは)なるものあり毬三ッに
烈其実正円にして上稍尖
りあり味ひ殊(こと)に勝れり
【左丁】
茅栗(はうりつ)《割書:集|解》 さゝくり《割書:大和|本草》
しばくり
山野に多くあり樹に#5
にして実も亦小く味ひ
劣れり
一種 三度(さんと)くり
越後の国に
あり一年三度
実を結ふと
云樹大ならす
二三尺の木に
も花実あり
栗の葉より
短く毬も小
にして指頭(しとう)如△#6
#3
△#6亦葉に叉を
生し燕尾(ゑんひ)の
如くなるあり